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【酒場とお酒が重要な役割を果たす名作映画…『カサブランカ』】

映画史上に残る名作ランキングで、必ず上位に来る名作の一つに、『カサブランカ』という作品が有ります。
『カサブランカ』は、酒場が主な舞台なのですが、
これほど、酒場とお酒が重要な舞台となる映画は、なかなか無いかもしれません。
『カサブランカ』は1942年製作のアメリカ映画で、公開当時は、アメリカによる、数多くの反ナチスのプログラム・ピクチャーの一つに過ぎませんでしたが、
その、あまりの出来栄えにより、いつしか、歴史的な名作映画の一つと称されるようになります。
舞台は、第二次世界大戦の真っ只中、フランス領のモロッコの都市・カサブランカ。
当時はナチス・ドイツの全盛期で、ドイツはフランスを占領下に置き、カサブランカもまた、ナチスが我が物顔で占拠していました。

ハンフリー・ボガート演じる主人公・リックは、アメリカ人で、今ではカサブランカで酒場を経営しています。
その酒場へ、かつてナチスの占領間際のパリで別れた、リックの元恋人・イルザ(イングリッド・バーグマン)が、
今の夫を伴い、偶然にも、現れます。
イルザは、反ナチスの闘士と結婚していたのですが、かつて愛していた女性と、思わぬ形で再会したリックは、動揺します。
ちなみに、リックがイルザと幸せに過ごしていた頃、二人でお酒を飲む時に、リックが言っていた言葉、
それこそが、あの映画史上に残る名台詞である、「君の瞳に乾杯」でした。
リックは、「星の数ほど酒場は有るのに、何故、彼女は俺の店に来た…」と、頭を抱えます。
また、イルザも、本当はリックとは別れたくありませんでしたが、ナチスによるパリ占領のドサクサで、リックと別れざるを得ず、
また、反ナチスの闘争のため、今の夫と結婚していた事が、明らかとなります。
その後、イルザの夫がナチスに追われる身となったり、イルザも、リックへの思いが蘇り、二人の男性の間で揺れ動いたりと、波乱万丈の展開が続きますが、
この映画は、ストーリーの面白さもさる事ながら、酒場の雰囲気や、登場人物達の台詞が、どれも凄く粋で、とにかくカッコイイのです。

「君の瞳に乾杯」なんていう、キザな台詞も、この映画なら有りと思えてしまいます。
という事で、酒場がよく似合う名作『カサブランカ』は、見て損の無い映画だと思いますので、是非とも、ご覧になって頂きたいと思います。